約2か月の独学で合格しました! 学習方法や、テキスト、ノート作り、受けたかった通信講座などのご紹介をしています!

【通関士試験】試験会場で感じた、本当の合格率

第54回通関士試験

令和2年10月4日(日)9時30分までのカウントダウンです

合格率はうのみにできないと感じたお話です。

いきなりですが、こちらの画像をご覧ください。

大学内で行っている試験対策の講座内での合格率です


通関士講座の募集要項より

そして、次の合格率は教育訓練給付制度のサイト内の、給付対象講座から厚労省へ報告している合格率のデータです。

私が短期間の勉強で合格できた平成29年度(2017年)の第51回通関士試験は、難関であるはずの【通関実務】が非常に簡単だったため、ラッキーイヤーなんて呼ばれています。

しかし、まさかこれほどの高い合格率には驚きました。

60%超はさすがに何かの間違いかと思いましたが、その他にも同年の教育訓練給付制度の対象講座には、40%ほどの合格率を出している講座がありました。

なんだか、ちまたで見かける合格率とはずいぶんかけ離れているような。

このページでは、私が感じた通関士試験の本当の合格率についてふれていきます。

通関士試験の合格率を調べると、すぐに出てくるのは【受験者全体の合格率】や【3科目受験者の合格率】といった2つのデータです。

私はどちらの数字も、まるっとうのみにしていました。

確かに数値的には正しいと思います。

ただ、実際のところ、これらの合格率は私が思っていたものとはちょっと様子が違っているように感じました。

発表されている受験者全体の合格率

通関士試験を受けようとして、情報に触れていくと、必ず合格率というものを目にされると思います。

私が短期間の学習で合格したのは、ラッキーイヤーと呼ばれている、実務試験がとても簡単だった平成29年です。

この年は20%を超える、近年にない高い合格率でしたが、それ以前の年には合格率が10%を切っている年もありました。

グラフを見ても分かるように、ここ10年来の合格率は、平成29年だけ突出していますが、他の年は10%前後で推移しています。

3科目受験者だけの合格率

通関士試験には、人によって試験科目が免除される制度がありますが、単に合格率というと、上のグラフのような、免除者も含めた全ての受験者の合格率になります。

ちなみに、試験科目の免除を受けられるのは、通関業者や官庁で、従業者登録をされてから、5年以上または15年以上、働いてこられた方々です。

5年以上で【実務試験】が免除され、15年以上で【実務試験】と【関税法】の2科目が免除されます。

当然、受験科目が少ない方は合格しやすいですから、3科目の試験を受ける受験者だけで合格率を出せば、最初のグラフの数字よりも低くなります。

こちらは先ほどの受験者全体の合格率と合わせて、3科目受験の合格率をグラフ化したものです。

このグラフを見ると、3科目受験の合格率はさらに低くなり、合格はそうとう難しそうだとしりごみしてしまうかもしれません。

私もそうでした。

3科目受験の合格率の低さをかんがみて、2か月の学習ではとうてい合格は無理だろうと判断し、試験対策講座の受講は、翌年の申し込みが始まってからにしようと決め、独学へとかじを切りました。

ただ、今となればこの合格率は、うのみにしなくてもよかったと思います。

詳しくは次の章でご説明しますが、その前に、先ほどのグラフに2科目受験の合格率を足したグラフも貼っておきます。

それと、私は独学にかじを切りましたが、私のようなスロースタートの受験者向けの講座(ダメだったら翌年も面倒みるよっていう講座)があることを後で知りました。(→ 講座について

1科目受験の合格率はグラフに入れてませんが、ここ10年はだいたい70~80%くらいです。

科目別の合格率は、wikiを参考にしました。
1967年からの合格率が掲載されていますよ
ウィキペディア|通関士

会場で感じた合格率

平成29年10月1日(日曜日)

実際に試験を受けに行ってみて、あれっと思うことがありました。

昼休みに自分の周りに勉強している人が少ないのです。

会場をウロウロしてみると、これまで私が経験してきた他の試験とは違い、試験と試験の間に、受験者が最後の見直しをガリガリやっているという雰囲気ではないことに気づきました。

もちろん、単語帳を出してやってらっしゃる人もいましたが、きわめつけにこんな声が聞こえてきました。

「今日って計算機いるの?」

私はそれまで、ほとんどの受験者は、半年から長い方では数年の時間をかけて対策をしてきているものだと思っていました。

しかし、実際のところは、それほど対策をせずに受験をしに来ていた方も多くいらしていたのではないかと思います。

私が会場で感じただけですので、およそどのくらいという数字を出せるわけではないのですが、ちゃんと対策をしてきた受験者だけで考えた場合、少なくとも私が受験した平成29年度の合格率に関しては、20%どころじゃなく、かなり高い数字になるんじゃないかと思いました。

そして、冒頭に貼り付けたデータを見かけたときに、確信に変わりました。

さすがに合格率60%はどうかなーと思いますが、平成29年度に関しては、ある程度ちゃんと対策をしてきたり、効率の良い勉強ができた受験者の方々の合格率は30~40%ほどじゃないかと思います。短期間の勉強で合格できた方も多数いらっしゃることでしょう。

平成29年のような、易しい難易度の実務試験はもうないかもしれませんが、本当の合格率、きちんと対策をしてきた受験者だけの合格率が、実はよく目にする合格率の数字よりもだいぶ高いと予想できるなら、私だったら少しくらい勉強のスタートが遅れても、試験対策はまだ間に合うかもしれないと考えます。

たとえ短期間でも、一通りの学習ができるくらいの時間が残されているのであれば、独学なり講座なりを受けて、その年の合格を目指せるんじゃないかと思います。

私の場合、7月の終わりから8月にかけてテキストを買い始めました。

ラッキーイヤーでなくとも、もう1、2か月くらい前から始めて効率良くできれば、いい線までいけるんじゃないかと思います!